7月 27, 2015   //   by bogey   //   カスタム  //  No Comments

先週末にお持込いただきましたMさんの御父上のパターです。

メールで送っていただきました画像を見て、これは高価なパターだとすぐにわかりました。
実際にお見せしていただきましたが、やはり高価なパターで、自分が想像していた金額の
パターでした。

このパターを、普通に使われているのが心配でなりませんが、というのも最近では盗難事故が
あちらこちらで多く発生しているみたいですので、皆さんもお気をつけ下さい。

このパターに何が不満があるのかというと、重量だそうです。とても軽く感じるということと、
ライ角を少しフラットにできれば、もっとストロークが楽にできるということでのご相談でした。

まず最初にヘッドからシャフトを取り外して、シャフト重量を調べてみました。
最初から装着されているスチールシャフトは、グリップを取り外してからの重量が『100g』
ちょうどでした。長さはそのままでということでしたので、シャフトの長さを揃えて重量を調べ
てみると…

カット後の重量で、『142.7g』で、約42gの重量アップになります。

このシャフトが、『シマダスチール JSP-70 / 160』です。もともとの重量が重くできて
おり、カット後の重量も軽くなりにくいのが特徴のパター専用スチールシャフトになります。

最初は、この総重量だったパターでしたが、

これだけの重量アップに成功いたしました!

グリップは、使い慣れていてロゴマークの入ったこれまで装着されていたものをきれいに再利用
することができました。そしてロフト角はそのままに、ライ角をフラットに調整です。

慎重に慎重に作業をさせていただきまして、完成です。

さっそくご報告いただきまして、総重量とライ角はとても気に入っていただけたということでした
が、手元で感じる重量が重くなったことで、ヘッドの重さを少し感じにくくなったみたいで、一度
コースで使っていただいてから、ヘッドに鉛を貼って調整するかどうか様子をみていただくことに
なりました。

作業中は、パターがパターなだけにさすがに変な汗が…でしたが、とりあえずはお喜びいただけた
ということで、安心いたしました。

お心使いまで頂きまして、ありがとうございました(おいしくいただきました♪)。

御父上だけでなく、Mさん自身のゴルフの調子も上がることを願っております。

ありがとうございました。

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